ルアーで狙う木曽川マリーナのシーバス釣行
愛知県弥富市の穴場スポットへ
先日の仕事終わりの事。
比較的、時間にも余裕があった為、愛知県弥富市のとある穴場的ポイントへシーバスを狙い釣行した。
そのポイントは木曽川マリーナだとか木曽岬マリーナなんて呼ばれており、普段からアングラーも少なく釣りやすい。
マリーナと名前がついているから、当然の如く、船の停泊所なのだが、停まっている船と船の間は釣りができる程も空いてはいない。
「所狭し」と表現するに相応しい状況だ。
しかしながら、釣りをする場所はある。
否、多分、釣りをする場所はソコしかないとも言える。
今回は、そんな一目瞭然な釣り場での釣行だ。
実釣!木曽川マリーナのシーバス
当日は大潮の調度、干潮へと向かうマヅメの頃。
常夜灯が炯々と水面を照らす一角で私は竿を出していた。
簡易的で安価な折畳みの竿に、あり合わせのリールを装着した、謂わば小遣いを反映させたようなタックルを使用した。
ルアーは、庶民に優しいダイソーの9センチシンキングミノー。
確か、ミノーモンスターなんて名前だった気がする。
カラーは赤金の縁起が良さそうな色をチョイス。
私が水面に目を落とすとボラの子供らしき生物が群れを成しているのが分かる程生命感に満たされていた。
流石は大潮のマヅメ時。
私は、目の前に映し出される明暗をステージの袖から舞台に上がる役者のようにミノーを走らせる。
脇役者はイナッコだ。
ミノーを引き立てるように群れをなそうとする。
イナッコの群れを引き連れ走らせること数投の事。
遂にシーバスがルアーにバイトすることになる。
弓の如くに反り返るロッドが遠目に浮かぶ長島スパーランドの観覧車に突き刺さりそうな勢いで角度を変える。
足元に煌めく銀色の魚体が姿を表す。
そしてー、
飛んだー。
銀色の魚体に朱色に染まるエラを確認した時、そのシーバスは暗い川底へと姿を消した。
エラ洗いというやつだ。
そんなやり取りをこの後、3回程は経験しただろうか。
後で分かったことなのだが、ダイソーのルアーは針が甘いらしい。
好んで使うマニアはフックだけはしっかりしたものに交換をするという。
私も応急処置的なものではあるが管理釣り場釣行前のメンテナンスで使用するシャープナーを使用し針を鋭利に削り取り再開した。
フックを磨くのに時間をかけたこともあり、多少プレッシャーが下がった。(と勝手に思った。)
諦めないことは、結果としてチャンスを飛躍させることがある。
水面直下を泳がせていたミノーに襲いかかる銀の魚体。
水面がトップウォーターゲームをしている時の如く裂かれる。
バコッという聞き心地の良いポップ音が耳に届く頃。
私は反射的に竿を立て、確実なフッキングを入れていた。
竿に伝わる生命感。
頭の中一杯に「獲ったどぉーーー」の一言が木霊する。
シーバスも負けじとエラ洗いを連発する。
ランディングネットを持って行かなかった為、素手での回収を余儀無くされたが問題にはならなかった。(先のバラしでは問題になりまくったが。)
40センチくらいのシーバスだった。
私は、このファイトに満足し、竿を畳むことにした。
ルアーで狙える手頃なターゲット
本日の釣果を振り返って思う。
シーバスはこの時期でも比較的簡単に狙えるフィッシュイーターだと。
それもダイソーの100円ルアーでさえも十分にチャンスがある。
都心から比較的近くで狙うことができるのも素晴らしいところ。
私のように小遣いがポケットの中で音を立てる程度の人間でも浪漫を持っていられるのも彼らのお陰だ。
今回は木曽川マリーナをポイントとして選択したが、名古屋港でも庄内川でも結構いたりする。
もちろん全国的に魚影は濃いのではないだろうか。
それでいて、このシーバス、否、スズキが高級魚らしいから嫌んなっちゃうよー。
もう漁師になっちゃおうかってくらい。
でも仕事にすると過酷そうだから1日目で音を上げそうだ。
漁師さんには敵わないと思った。
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